Microsoft、LaTeX構文での数式の入力をサポートした「Word for Mac」をInsiderユーザーに公開。

Word 2019 InsiderがLaTeX形式での数式入力をサポート Microsoft for Mac
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 MicrosoftがLaTeX構文での数式の入力をサポートした「Word for Mac」をInsiderユーザーに公開しています。詳細は以下から。

Microsoft Word for Macのアイコン。

 米Microsoftが先週に公開したMicrosoft Ignite 2018のセクションWhat’s new and what’s coming in Microsoft Office for Mac(YouTube)”を見ていて知りましたが、MicrosoftはOffice 365をMac App Storeで販売する計画とともに、Insiderユーザー向けにLaTeX構文での数式の入力をサポートしたWord for Macを公開していたそうです。

LaTeX equation support
You asked for it! You can now create math equations using LaTeX syntax.

What’s new for Office Insiders – Microsoft

LaTeX構文での数式入力

 現在、Word for Macでの数式の入力はUnicodeMathがサポートされていますが、次期アップデートではWord for Windowsが2017年08月に対応したのと同じくLaTeX構文での数式の入力が可能になるようで、

Word の数式入力モードを UnicodeMath (英語) から LaTeX (英語) に切り替えられるようになりました。以前からご要望の多かったこの機能は、未完成な部分が残っていたため、今まで大々的に告知していませんでした。原型となる変換ルーチンが作られたのは 2007年秋のことです。当時は PowerPoint で物理のプレゼンテーションを準備する際、スライドに Wikipedia ページの数式をコピーするのに重宝していたものの、他のさまざまなプロジェクトが同時進行していたこともあり、この機能を製品としてリリースするためのテストが遅れてしまいました。ついに 8 月より、LaTeX の数式を Office 365 で使用できるようになります。

*2017年のOffice BlogsよりOffice での LaTeX の数式入力

  • UnicodeMath構文
  • 1/2π ∫_0^2π▒ⅆθ/(a+b sin θ)=1/√(a^2-b^2)[space]
  • LaTeX構文
  • \frac{1}{2\pi}\int_{0}^{2\pi}\frac{d\theta}{a+b\sin{\theta}}=\frac{1}{\sqrt{a^2-b^2}}

LaTeX構文でのWordの数式入力は利用できる組み込み形式がベクターや行列、積分などに限られていますが、Word for Mac v16.17.180904以降では以上のようなLaTeX形式で数式を入力できるようになっているそうなので、Insiderユーザーの方は試してみて下さい。

Word 2019 InsiderがLaTeX形式での数式入力をサポート

10月のアップデートで正式にサポートされるかは定かではありません。

おまけ

 Office 2019 for MacはmacOS 10.14 Mojaveのダークモードに対応していませんが、本日リリースされたOffice for MacのMAU(Microsoft AutoUpdate)はダークモードに対応したようです。

Microsoft AutoUpdate(MAU)がダークモードに対応

コメント

  1. 匿名 より:

    LaTeX構文で直接にWordドキュメントを作れるのならいいかなぁ…

  2. 匿名 より:

    wordの数式挿入だと、上下の段落に近づけると式の大きさが変わったり、積分区間の位置が変わるからイラつく。

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